日本の住宅

温暖化現象フロンガスによるオゾン層の破壊酸性雨化学物質による海洋汚染・土壌汚染・大気汚染など地球環境の破壊は深刻な状況になってきました。さらにダイオキシンや環境ホルモンの健康への影響が懸念されるに及んで人類は生存の危機にあると考える人々も増えてきました。このような環境問題を克服するには産業社会と私たちの生活のあり方を根本的に見直さないかぎり解決の道筋は得られないでしょう。住宅建設についても同じ視点に立って再検討されなければなりません。しかも使用期間中のエネルギー消費解体処理時の廃棄物の処理など住宅は環境に大きな負荷をかけています。海外からウサギ小屋と椰楡された日本の住宅には狭さのほかにも寿命が短いという問題点があります。1996年の『建設白書」によれば平均寿命はわずか26年となっています。アメリカは44年イギリスは75年ですから日本の住宅よりもそれぞれ1.7倍3倍も長くなっています。このデータのほかにも建物の更新周期(既存の住宅総数を年間の新築数で割った数値)でみると日本の住宅は37年で建て替えられています。ドイツの56年アメリカの78年フランスの103年イギリスの141年とくらべて極端に短いことがわか躍 ります。『建設白書』のデータとのちがい は欧米には戦前からの古い住宅が今も残っている ためです。 なぜこのようなことになってしまったのでしようか。首都圏などの都市部はともかく地方には戦前からの住宅がずいぶん残っています。25年~30年で寿命が尽きてしまう印象はありません。日本の住宅の寿命が極端に短いことの原因には戦後の復興期と高度成長という特殊があります。都市部を中心に敗戦後住宅の建設ラッシュが始まちする良質な住宅というわけにはいかなかったことが1つの理由です。この復興期の建ラッシュはやがて供給過剰になります。経済成長が始まるとこんどは家族橘成とライフスタイルが急激に変化していきます。

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